ただの書評

【書評】「死ぬこと以外かすり傷」を読んだ感想

はじめに

死ぬこと以外かすり傷
著書箕輪厚介
ページ数173ページ
読み終わるのにかかった時間51:54

今回は、「死ぬこと以外かすり傷」の書評です。速読を意識して読んでいるので、もしかしたら内容の解釈を間違えている場合もありますが、ご了承ください。

「死ぬこと以外かすり傷」について

「死ぬこと以外かすり傷」とはNewsPicks Book編集長である箕輪厚介さんの初の著書です。多くのインフルエンサーの本を出版し、メディアなどの露出も増えている箕輪さんの仕事術や考え方が書かれています。

読もうと思ったきっかけ

読もうと思ったきっかけとしては私が以前、書評させていただいた、「人生の勝算」の編集者が箕輪さんであったので、そこから興味が派生して「死ぬこと以外かすり傷」にたどり着きました。
また、編集者というどちらかという裏役の立場から社会的な影響力を強くし、表役としても活躍している点にとても魅力を感じたので読まさせていただきました。

「死ぬこと以外かすり傷」の印象に残った部分

・オンラインサロンについて
オンラインサロンについても触れていました。「オンラインサロンは宗教だ!」という声も少なくありませんが、箕輪さんはあえて「教祖になれ!」とこの本で書かれています。
個人的な考え方としては、オンラインサロンは良いサロンと悪いサロンがあるので、見極められない方が悪いよなぁ~と思います。
というか、ネットに関する真偽の見極めが下手な人がまだ多いと感じています。嘘のプロフィールで固めている人のnoteを購入する大人や情報商材に吊られている人が本当にたくさんいるので、オンラインサロンについての賛否はこれからも別れ続けるでしょう。

・意識高い系だったが、ある日を境にして貯めた知識が繋がり、アイディアが噴出した
今、こうして活躍されている箕輪さんも、過去の自分は意識高い系の人だったと書かれています。確かに本を読んでいるだけでは、意味がなく、本から得た知識を使って何をするかが大切です。箕輪さんは日頃から貯めた知識がある日を境にして繋がりアイディアが噴出したようなので、人が覚醒するきっかけというのはいつくるか分からないなぁと感じました。そして、その覚醒するきっかけを得た時に、どれほど力を貯めれているかが人生の鍵になりそうです。

・スピードと量が大切
箕輪さんはとにかく他の編集者よりも凄いスピードで本を作りまくったようです。とにかく量量量!

・セル
箕輪さんは編集者という職種を通じて、多くのトップの知識を吸収している。そのため、ドラゴンボールのセルと言われているようです。
箕輪さん自身も、これまで編集者として担当した人達の考え方からインスピレーションを受けているようです。

・丸裸になるから相手も心を開く
自分がガードを上げるから、相手もガードを上げる。
自分が丸裸になって心を開けば、相手も心を開いてくれる。




「死ぬこと以外かすり傷」の個人的に好きな部分

・何か1つでトップになれ!
この話が個人的に1番好きでした。
最近のインフルエンサーは「好きなことをやれ!」の一辺倒ですが、こういったインフルエンサーに影響を受けて、いきなり仕事をやめる人が増えているようです。
実際、こういった人はブロガー界隈にもかなりいます。しかし、箕輪さんはこういった人達に対して
「ホリエモンの著書【多動力】の影響を受けて仕事をやめるやつがいるが、結局1つのことで頭角を表さないとどうしようもない」と書かれていました。
これには、とても納得しました。
何かをやるために仕事をやめるのと仕事が嫌だからやめるのでは全く意味が違うし、そもそも、突出できるものがない人が横展開するのは無理ですよね。

個人的な考え方としては、サラリーマンとやりたいことの両立すらできない人はどっちみち先が短いんじゃない?と思ってしまいます。

総評

今、乗ってる編集者だけあって、勢いが伝わってくる一冊です。そして、編集者という立場をフルに活かしつつ、自分の価値を上げている所が凄いです。

本というのはインフルエンサーに宣伝してもらうと、よく売れる。

だから、自分がインフルエンサーになろう!という箕輪さんの考え方が面白いです。

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