はじめに
タイトル | 人生の勝算 |
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著者 | 前田裕二 |
ページ数 | 239ページ |
読み終わるのにかかった時間 | 1:07:54 |
『人生の勝算』を読もうと思った経緯について話をします。私は普段、ほとんど本を読むことがありません。
しかし、前田裕二さんの【メモの魔力】を読み、面白かったので、前田裕二さんが書かれた【人生の勝算】も読もうと思いました。

また、個人的に速読を習得したいと思ったので、読むスピードも意識しながら読みました。
そのため、『読み終わるのにかかった時間』は私なりに早めに読んだ時間ですので、ゆったり読む方はもう少し時間がかかると思います。それを踏まえた上で参考にしていただけたら幸いです。
『人生の勝算』得られること
前田裕二さんがここまでの地位を得るにあたっての過程や影響を与えたエピソードについての話、SHOWROOMがなぜ世間で受けているのか
などが書かれている。
また、前田裕二さんが努力家なのがよく伝わる本でした。
しかし、【メモの魔力】を事前に読んでいた私からすると、【人生の勝算】と【メモの魔力】では、少し内容が重複する部分もあった(エピソードを語る上で外せない話なのでしょうがないが)ので、物足りなさを感じる部分もあった。
でも楽しく読めました。
『人生の勝算』の印象に残った部分
・スナックがつぶれない理由
スナックがつぶれない理由について綴られてました。スナックの話は【メモの魔力】でもほとんど同じ内容が書かれていましたが、【人生の勝算】のほうが少し掘り下げて書いてあります。
・共通の敵を作る
熱を持たせるには共通の敵を作るのが大切なようです。例えば、AKB総選挙も好きなアイドルを上位のアイドルに勝たせるために、ファンは好きなアイドルにたくさん票が入るように頑張ります。そういった点で考えると総選挙は良くできたシステムだなぁと思います。
・前向きの課金と後向きの課金
課金にも前向きの課金と後向きの課金の2種類があり、前向きの課金はSHOWROOMの投げ銭のような課金で、後向きの課金は「広告を消したかったら課金してください」というシステムの課金。
・アメリカ人はルールを作るのが上手い
この話は、前田さんがインタビューなどでもよくおっしゃられていることですが、アメリカ人はルールを作るのが上手いという話です。結局、日本の企業はアメリカの企業が作った箱の中で競いあっているので、アメリカの企業を越すことが難しいようです。そこで、前田さんは箱を作れるように動いているそうです。
・外資系投資銀行時代の話
人生の勝算は前田さんが外資系投資銀行で働いてた時の話がたくさん書かれています(ほぼメイン)。この内容がとても面白く読みごたえがありました。前田裕二さんという人がどのような人生を送り、どのような考えを持って行動してきたかが分かります。
また、前田さんの人生に大きく影響を与えた上司のエピソードなども書かれています。
まとめ
【メモの魔力】は前田式のメモの取り方を知れる本であり、
【人生の勝算】は前田さんについてを知れる本でした。
どちらから読んでも読みごたえがあると思いますし、文章も読みやすくなっています。
ただ、個人的には【メモの魔力】の方が好きです。やはり、【メモの魔力】のほうが読んだあとに『ためになったなぁ』『活かせそうだなぁ』となります。
しかし、【メモの魔力】を読んでいると、前田裕二という人についてもっと知りたくなるので、結果的に【人生の勝算】を読むことになる(笑)
おわり