ただの書評

【書評】メモの魔力の感想

メモの魔力を買った経緯

私は普段ほとんど本を読みません。インフルエンサーの本を読んでいても特に何も思わないし、なんなら同じようなことばかり書いてあるように感じます。

『好きなことをやれ!』
『これからの時代は1つのことをやるよりも、複数のことをやって価値を生み出す時代だ!』

的なことが書かれている本ばかりです。
決して、この考えを否定しているのではなく、

「またそれかよ!」

と純粋に思ってしまうので、インフルエンサー系が書いた本は避けていました。しかし、前田裕二さんの【メモの魔力】は率直に「読みたい!」と思いました。前田裕二さんはほかのインフルエンサーたちと違って悩んでいる人にも真剣に向き合っている感じがメディアを通じて感じたので、購入しました。

あと、本の表紙がかっこいいから。
(前田さんは、手に取りたくなるように意識して表紙を作られたようです。)

メモの魔力から得られること

メモの魔力を読んで得られることをまとめました。個人的に買って良かったなーと思っています。ページも200ページくらいなので読みやすい。

こういった本にありがちなのが、どうでも良い話に脱線してページ数を稼ぐパターンなのですが、この本はかなりコンパクトに必要な部分をまとめている印象を受けました。

また、この本は『、』や『。』の位置にもこだわっているようで、本を読んでいるテンポが崩れないように意識しているようです。

前田式のメモの取り方

この本を買った人のほとんどの人は『前田式のメモの取り方が知りたい!』と思って買ったのではないでしょうか。

私もその1人です。

【メモの魔力】には、画像付きで前田式のメモの取り方が解説されていました。なぜこのようなメモの取り方をしているかも説明されており、理にかなっていました。

メモを取る理由を知れる

メモを取る理由も本には書いてありました。
たくさん理由はあるのですが、個人的に印象に残った理由をいくつかご紹介します。

・思い出すということに思考時間を割かないため
・情報を取る意識が出てくる
・相手に好印象を与える
・メモを抽象化し、転用化するため

以上の理由が個人的に印象に残りました。『相手に好印象を与える』というのはあるあるですね。上司が話し出した時に、メモをとる動きをすると、

「こいつやる気あるやん!」

ってなるかも(笑)




メモの魔力のインパクトに残った部分

メモの活用方法です。メモというと、単純に忘れたくないことを記すのが一般的でしたが、前田さんは『情報をメモして、それを抽象化した後に、転用化するため』にメモを取っているようです。つまり、私生活で気になったことをメモして、それをビジネスに繋げる。そのプロセスが【メモの魔力】には書かれていました。

メモの魔力で個人的に面白かった所

【メモの魔力】の本編の内容とほとんど関係ない部分の話になるのですが、シャワーを浴びている時にアイディアが浮かびやすい理由が面白かったです。私も私生活の中でアイディアが思い浮かぶのはほとんどが入浴中ですし、お笑い芸人の千原ジュニアさんも何かのインタビューで大便の最中にネタのアイディアが思い浮かぶとおっしゃっていた記憶があります。
なぜ、シャワーを浴びている時にアイディアが浮かびやすいのかと言うと、シャワー中はスマートフォンなどを触ることができず、情報を得られない状態になるので、脳がアウトプットに比重を置くようです。
ある意味、私たちの通常の生活は情報が多すぎるのかもしれませんね。1日のうちにインプットとアウトプットの比率をアウトプット側に片寄らせる時間を作るのは非常に重要なようです。

まとめ

この本を読み終わった時には無性にメモを取りたくなります(笑)

もかなり高めのメモ帳安い4色ボールペンを買いました。メモの取り方は決して難しくはなく、メモの内容を抽象化して、転用化するのも難しことではありません。

しかし、1つだけ難しいのが、そもそもメモを活かせるような環境にいるかということです。

メモの取り方をマスターしても、それを発揮できる職種や業種、会社内での地位でなければメモで得た閃きを使うことはできません。

それを考えると難しいなぁーと思います。

ただし、【メモの魔力】では自己分析1000問という特別付録がついているので、メモを活かす場所がない方や夢が見つからない方へのケアもある程度はされているので、良い本だと思いましたでごさんす。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です